細雪の四姉妹、運命を思いあぐねた文豪…下書き原稿公開へ
大阪の旧家に育った四姉妹の人間模様を華やかに描く文豪、谷崎潤一郎(1886〜1965年)の代表作「細雪」の下書き原稿7枚が来月24日から、兵庫県芦屋市の谷崎潤一郎記念館で公開される。>>続きを読む
下書きは、谷崎が45年から約1年疎開した岡山県真庭市の元旅館で記されたらしい。
長女の鶴子を筆頭に、幸子、雪子、妙子の織り成す物語は、雪子と妙子の結婚問題を軸に進む。下書きは妙子の男性関係を鶴子が、監督役の幸子に手紙で詰問する前後の場面だったということだ。