鯨肉土産、水産庁の監督官にも 調査捕鯨
調査捕鯨船団の乗組員の間で慣習化している「鯨肉土産」をめぐり、07年11月〜08年4月の南極海での調査に同行した水産庁の漁業監督官も土産を受け取っていたことが14日わかった。同庁遠洋課は「法的問題はないが、無用な疑いを避けるために返させた」としつつ、「過去にもらった人がいた可能性は否定できない」と、慣習化していた疑いがあると認めている。 >>続きを読む
船団の主力メンバーの共同船舶(東京)から約10キロ(市場価格で6万円相当)の鯨肉が、帰国後間もなく届けられたという。同年5月15日、環境NGO「グリーンピース・ジャパン」が乗組員の「鯨肉持ち出し疑惑」を公表した前後に、本人が同課に報告してきたという。漁業監督官は、計画外の鯨を捕ったり計画以上に捕ったりしないように同行しているらしい。